本当のエッチング（フォトエッチング）加工と拡散接合を知る｜匠の加工
sponsored by アロン社

ミクロン単位の複雑かつ微細な加工には欠かせないエッチング（フォトエッチング）加工。
その概要は知っていても、金属ごとの特性、難易度、使ってはいけない素材はあるのか…？など、深く解説しているサイトはありません。
しかし、その深いところにある真実こそが、高品質なエッチング（フォトエッチング）加工を求めるために大切な知識なのです。

当サイトでは常に究極の仕上がりを追求し続ける、エッチング（フォトエッチング）加工と拡散接合の専門会社として、126名の社員を擁する・アロン社の協力の下、“本当に高品質な”エッチング（フォトエッチング）加工についてお届けし、皆さんの製品作りに役立ていただけたらと思っております。
【匠の加工編集チーム拝】

エッチングの加工材料となる代表的な金属と、その特性を解説しています。
アロン社では扱っていない金属もありますが、その理由も合わせてご紹介しています。

SUS

ステンレス（SUS）

錆びにくい＝腐食が緩やかなので、狙い通りのエッチング（フォトエッチング）加工を施しやすいステンレス。全ての面でバランスの取れた金属として、エッチング加工の多くに採用されています。

Cu

銅（Cu）・銅合金

導電性があり、熱伝導率の高い銅は、リードフレームやヒートシンクなどで採用されています。しかし、銅は変質しやすいので考慮が必要です。

Ni

ニッケル（Ni）・
ニッケル合金

代表的な36ニッケルや42ニッケルは、温度による変化が少ない金属です。温度による熱膨張を気にする場合などに多く採用されます。

アルミ（AL）

アルミは腐食が極めて速く、精度が高いものが作りにくいために、アロン社では取り扱っていません。

チタン（Ti）

チタンは非常に錆びにくい材料なので、溶かすにはそれ相応の薬品が必要になります。薬品の処分の困難さ、及び地球環境に与える影響を鑑みて、アロン社含め取り扱っていない会社が多い金属です。

エッチング（フォトエッチング）加工と比較されやすい工法について、まとめました。
見ていただくとわかるように、それぞれ良い点と弱点がありますので、仕上がり・納期・予算などを加味して考える必要がありますが、エッチング（フォトエッチング）加工は非常にバランスの取れた加工法と言えそうです。

エッチングの流れや種類など、依頼する上で知っておいた方がいいことをまとめています。

いくつかの事例をもとに、各製品において他の加工法ではなく「エッチング」及び「拡散接合」を用いることでのメリットやアロン社だからこそ叶えられることをまとめました。

流路

流路をエッチング＋拡散接合で製造する大きなメリットは、角形・丸形など、多様な形状に、接着剤やろう材なしで強固な接合ができるので、流体への汚染がないことです。

治具

現在の治具をさらに軽量化したい場合、不要部分の減量がしやすいエッチング加工がおすすめ。現状の設備に合わせた完全オーダーメイドが可能。

チップトレー

完全オーダーメイドなので、治具同様に、現状使っているものとの置き換えが可能。ポケットの底角90度、耐熱性・耐久性抜群のトレーが実現できます。

積層フィルタ

アロン社では、なんと数千枚もの積層も可能（画像）。1個の穴であろうと、写真のような数十万個の穴であろうと、やることは一緒で値段もあまり変わらないというのがエッチングのメリット。

吸着盤

セラミックポーラスの代替品として期待ができる吸着盤。割れやすく、メンテナンスに難がある従来品よりも使い勝手が良いのが大きな利点です。

長尺製品

アロン社では写真のような長いエッチング製品を積層して三次元にする技術も持っています。他の加工法では成しえない大型製品への展開ができます。

エッチングを依頼する際に、疑問として浮かびやすいものを、アロン社に回答していただきました。

加工材料や最小加工寸法など、各社設定しているエッチング（フォトエッチング）加工の標準仕様。
ここではアロン社の標準を掲載致しますので、参考にしてください。

エッチング（フォトエッチング）加工と組み合わせて活用することで、多彩な製品展開が可能になる加工法「拡散接合」。
ろう材などを使用しないで一体化できるので、接着物による使用中の汚染がありません。
耐熱性に優れ、加熱時にも変形しないというメリットも。

熱圧着と同義語のように使われることがありますが、その原理や精度には大きな違いがあります。そういった内容も、解説をしています。